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矯正学会認定医・専門医制度とは?

2018年02月03日

東京六本木駅徒歩1分の六本木カマエデンタルオフィスです。
今回のテーマは「矯正学会の認定医と専門医制度について」です。
矯正治療は治療期間も長く、高額な費用が掛かる治療です。

このため、治療を受ける患者さんは治療への期待をする反面、不安も感じているでしょう。
そんな不安を払拭するには腕の良い歯科医から治療を受けることですが、
ここで問題になってくるのが「腕の良い歯科医を見極める方法」です。

その判断基準として役立つのが、矯正学会における資格の所持です。

矯正治療を行える条件に対する問題

現状、日本国内の歯科医師法では矯正治療を行える歯科医の条件は非常に緩くなっています。
具体的には「歯科医師免許を有する者」…つまり歯科医である時点で矯正治療を行えるようになっています。
これはどの業種にも言えることですが、腕の良さというのは経験と知識と実績に大きく影響しています。

矯正治療を専門として治療の実績が豊富にあれば、
患者さんもその歯科医に安心して矯正治療を任せることができるでしょう。
しかしその一方で、矯正治療の経験が一切ない歯科医でも矯正治療を行うことができてしまうのです。

このため、矯正歯科の歯科医の腕には大きな差があり、
さらに患者さんがその差を知る術がないというのが問題になっています。
しかし、歯科医の腕の差を知る術が全くないわけではありません。

矯正学会の資格の有無に注目することでその歯科医の矯正治療の腕を知ることができるのです。

日本矯正歯科学会とは

日本では矯正治療をはじめ、各科のプロフェッショナル…つまり専門医の育成に力を入れています。
そのため、歯科治療の様々な分野における学会が存在します。
そして、このような学会で最も多い会員数を誇るのが日本矯正歯科学会です。

日本矯正歯科学会では資格制度を設けており、基準を満たした歯科医だけがその資格を取得できます。
日本矯正歯科学会の認定医と専門医、これらの資格を取得できるのですがその基準は非常に厳しく、
矯正治療における高い技術と経験、そして知識を持つ歯科医でなければ取得できません。

つまり、この日本矯正歯科学会の認定医や専門医の資格を持つ歯科医であれば、
その歯科医は矯正治療において高いレベルを誇っていると判断できるのです。
この資格の有無は患者さんも知ることができるため、腕の良い歯科医を知るための判断基準になります。

日本矯正歯科学会の認定医と専門医の基準

日本矯正歯科学会の認定医と専門医の資格を取得するには以下の基準を満たしている必要があり、
特に専門医の資格取得の基準はより厳しくなっています。

3-1. 日本矯正歯科学会・認定医の資格取得の基準
資格の中では基本的な部類に入り、以下の基準を満たしている必要があります。

•歯科医師免許を有する
•歯科医師免許を取得後、5年以上継続して学会会員である
•学会指定研修機関におき、5年以上矯正歯科研修を修了している
•学会の認めた学術刊行物におき、矯正歯科臨床に関係する報告を発表している
•学会倫理規定を遵守している

…上記の点から分かるとおり、日本矯正歯科学会の認定医になるためには最低でも5年の経験が必要です。

3-2. 日本矯正歯科学会・専門医の資格取得の基準
日本矯正歯科学会・専門医の資格は、認定医の中で特に技術と経験と知識が優秀な歯科医だけが取得でき、
その具体的な基準は以下のようになっています。

•日本矯正歯科学会・認定医の資格を有する歯科医師である
•10年以上継続して学会の会員である
•学会の定めた10種類の課題症例を自分で治療し、
それら全ての治療結果が学会の定めた基準を満たして合格している
•過去10年以内において学会の定めた刊行物、
もしくは学術集会において矯正歯科に関する発表をしている
•学会倫理規定を遵守している

…日本矯正歯科学会の専門医の資格を取得するには、最低でも10年以上の経験が必要です。
また、単に経験が豊富なだけではなく矯正治療において一定以上の成果を挙げていなければなりません。

日本矯正歯科学会の認定医と専門医の在籍を知るには

日本矯正歯科学会の認定医や専門医から治療を受けたいと思っても、
実際に認定医や専門医の在籍する歯科医院が分からなければ治療を受けることはできません。
そこで、日本矯正歯科学会の認定医や専門医の在籍する歯科医院を確認する方法をお伝えします。

これは簡単で、日本矯正歯科学会のWEBサイトを閲覧することで確認できます。
認定医や専門医の在籍する歯科医院を都道府県別で検索できますし、
その歯科医院の住所や連絡席も掲載されているので大変便利です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正学会の認定医と専門医制度についてまとめます。

1. 矯正治療を行える条件に対する問題 :歯科医師の免許があれば、経験の有無問わず治療を行える
2. 日本矯正歯科学会とは :矯正治療の専門医の育成に力を入れており、資格制度を設けている
3. 日本矯正歯科学会の認定医と専門医の基準 :資格取得の基準は非常に厳しい(基準内容は本文参照)
4. 日本矯正歯科学会の認定医と専門医の在籍を知るには :日本矯正歯科学会のWEBサイトに掲載

これら4つのことから、矯正学会の認定医と専門医制度について分かります。
矯正治療を受ける場合は、簡単に治療を受ける歯科医院を決めてはいけません。
通う歯科医院を探す時、多くの人は「距離」を基準に歯科医院を探すでしょう。

しかし矯正治療は難易度の高い治療です。単に距離だけで通う歯科医院を決めるのではなく、
在籍する歯科医の資格の有無を基準に歯科医院探しをすることをおすすめします。

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