ホーム > 院長ブログ > 矯正治療を始めるベストな時期が分かりません

院長ブログ

矯正治療を始めるベストな時期が分かりません

2018年04月01日

東京六本木駅徒歩1分の六本木カマエデンタルオフィスです。
今回のテーマは「矯正治療を開始する最適な時期」です。
矯正治療は費用が高く治療期間も長いため、治療を受けることをすぐに決断するのは難しいでしょう。

しかし、矯正治療を検討する人が最も悩むのは費用や治療期間ではなく、治療を行うタイミングです。
いつ矯正治療を始めるのがベストなのか?…つまり最適な時期が分からずに悩む人が多いのです。
そこで、ここでは矯正治療を始める最適な時期について説明します。

歯科医によって異なる見解

矯正治療の開始時期で特に悩みやすいのが子供の矯正治療の場合で、
その理由として歯科医によって見解が異なることが挙げられます。
つまりある歯科医はAの時期が最適と答え、別のある歯科医はBの時期が最適と答える、
そうなると患者さんはどちらの歯科医の意見が正しいのか悩んでしまう…このパターンが多いのです。

では、なぜ子供の矯正治療ではこのような歯科医による見解の違いが生まれるのか?
…まずはそれについて説明します。
子供の矯正治療の最適な開始時期を歯科医に質問すると、その答えは以下の3つのどれかになります。

回答1. 乳歯の時期
回答2. 乳歯と永久歯が混ざっている時期
回答3. 永久歯が生えそろった時期

…これら3つの時期ですが、実はどの時期も正解です。
しかしどの時期も正解ではある一方、どの時期も万能ではないのです。
つまり、これら3つの時期は正解と言えるだけのメリットがある一方でデメリットもあるわけです。

歯科医によってこのように見解が異なるのは、
どの時期のメリットを重視してどの時期のデメリットを避けるか…その考え方が歯科医によって違うからです。
では、それぞれの時期で矯正治療を行うメリットとデメリットを以下で説明していきます。

乳歯の時期に開始する場合

「乳歯の時期に歯並びを正常にしておけば、永久歯に生え変わっても正常な歯並びになりやすい」、
これが乳歯の時期に矯正治療を開始するメリットです。永久歯の歯並びが正常なら抜歯も必要ないため、
矯正治療において抜歯を避けたいと考える歯科医はこの時期を最適と考えるでしょう。

一方デメリットは、メリットに100%の信頼性がないことです。
あくまで「永久歯が正しい歯並びになりやすい」であり、「永久歯が正しい歯並びになる」とは断言できません。
つまり確率の問題であるため、矯正治療は永久歯が生えてからの方が最適と考える歯科医もいるのです。

乳歯と永久歯が混ざっている時期に開始する場合

既に生えた一部の永久歯を正常な位置に動かせば、今後生えてくる永久歯も正常な位置に生える」、
これが乳歯と永久歯が混ざった時期に矯正治療を開始するメリットです。
この場合、今後生えてくる永久歯が正常な位置に生えるよう、スペースの確保を治療の目的としています。

抜歯の必要性がなくなる可能性も高く、子供の矯正治療の開始時期として最も一般的なタイミングです。
デメリットとしては、正しい噛み合わせは永久歯が生えそろってから作ることになるため、
治療と治療の間に待ちの期間が生じてトータルの治療期間が長くなることです。

永久歯が生えそろった時期に開始する場合

「永久歯を綺麗な歯並びにする」…これが矯正治療の最終目的であり、
だったら「永久歯が生えそろってから矯正治療を開始するのがベスト」という考え方です。
この時期に矯正治療を開始するメリットは治療期間が短くてすむことです。

一方デメリットはこの時期からの矯正治療開始は大人の矯正治療と変わらないため、
スペース確保のための抜歯が必要になる可能性が高くなることです。
このため、治療期間の短さを優先する歯科医はこの時期を最適と考えるでしょう。

大人の矯正治療の場合

大人の矯正治療の場合、治療開始の時期で特に悩む必要はありません。
大人は既に顎の成長を終えて永久歯も生えそろっているため、
どのタイミングで矯正治療をしても治療期間や治療内容は変わりません。

このため矯正治療をしたいと思った時にすれば良く、そう思った時が最適の時期でもあります。
敢えて時期にこだわるなら、スケジュールの問題。矯正治療は最低でも1年掛かる治療ですから、
例えば数ヶ月先に長期出張が決まっているなら、それが終わってから治療を開始すべきでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療を開始する最適な時期についてまとめます。

1. 歯科医によって異なる見解 :子供の矯正の場合、最適と考える時期は歯科医によって異なる
2. 乳歯の時期に開始する場合 :永久歯が正常な歯並びになる確率の高いが、それは100%ではない
3. 乳歯と永久歯が混ざった時期に開始する場合 :最も一般的な時期。トータルの治療期間は長くなる
4. 永久歯が生えそろった時期に開始する場合 :治療期間は短くてすむが、抜歯が必要な可能性が高い

これら4つのことから、矯正治療を開始する最適な時期について分かります。
まとめると、大人の場合は自身のスケジュールに問題さえなければいつ矯正治療を開始しても構いません。
矯正治療をしたいと思った時が、矯正治療開始の最適な時期でもあるのです。

一方悩みやすいのが子供の場合で、最適な時期の回答は歯科医によって異なります。
ただしどの回答も正しく、回答によって異なる点はその時期に矯正治療を行うメリットとデメリットです。
つまりどの時期のメリットを優先するかで、その人の矯正治療開始の最適な時期が決まります。

PAGE TOP