60代女性 古い詰め物の作り直しとワイヤー矯正で噛み合わせを改善した症例

全顎治療
2024.03.02
年代・性別

60代女性

相談内容

「下の奥歯がグラグラする」とお困りの様子で、お知り合いからの紹介でご来院いただきました。

診断結果 患者様は、下あごが正常な位置より前に出ている「受け口」の傾向がありました。
受け口のために全体でバランスよく噛むことができず、奥歯に負担がかかっていることが奥歯の揺れの原因と考えられます。
また、奥歯には銀歯やプラスチックの詰め物が数箇所入っていましたが、どれも適合が悪く、噛み合わせの歪みを助長していました。
このまま放置すると揺れが大きくなり、将来的に歯の喪失につながる恐れがあります。
ご自身の歯を長くお使いいただくためには、噛み合わせの改善が必要と診断しました。
治療内容 適合が良い詰め物や被せ物を作り直す治療と、歯を動かす矯正治療を併用して、総合的に噛み合わせを改善する治療をご提案し、同意いただきました。
また、患者様は遠方からご通院されていたため、可能な限り通院回数を少なくし、再治療による負担がないようにしっかりと治療計画を立てました。
まず、全ての古い銀歯や詰め物を順次除去し、新しい詰め物や被せ物に置き換えていきます。
その後、ワイヤー装置を用いた矯正治療で歯の角度や位置を修正し、受け口を改善していきました。
ワイヤー矯正中は、装置に矯正用のゴムをかける「ゴム掛け」も併用し、ゴムが縮む力を利用して噛み合わせをしっかりと整えました。
治療後の様子 全ての歯でバランスよく噛めるようになり、奥歯の揺れも落ち着きました。
新しい詰め物も、周りの歯と馴染んで自然な仕上がりです。
患者様にも「噛み合わせをしっかり治せて良かった。銀歯がなくなって見た目もきれいになった」と大変お喜びいただきました。
現在は歯並びの後戻りを防ぐための「保定装置」を装着いただいています。
費用 4,345,000円
治療期間 24ヶ月
リスク・備考 ・強い力や衝撃が加わった場合、詰め物が割れたり欠けたりする可能性があります
・矯正治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・矯正治療中にゴム掛けを行う必要があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

治療前





治療中





治療後







   
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