50代男性 ワイヤー矯正とインプラント治療で歯並びと噛み合わせを改善した症例

インプラント
2024.10.25
年代・性別

50代男性

相談内容

「歯をきれいに治療したい」とご相談いただきました。

診断結果

拝見したところ、噛み合わせの問題として上の歯が下の歯に大きくかぶさる「過蓋咬合(かがいこうごう)」の状態であり、また歯並びの幅が狭いことから上下の歯の噛み合わせが部分的に逆になる「交叉咬合(こうさこうごう)」も見られました

さらに、右上奥歯2本が欠損しており、経年劣化で合わなくなった被せ物や銀歯も多数あったため、歯並びが整っていない印象を与えるだけでなく、バランス良く噛むことが困難な状態です。

以上のことから、歯並びや噛み合わせを整える治療を行う必要があると判断しました。

治療内容

歯並びや噛み合わせを整えるため、以下の治療を提案しました。

・ワイヤー装置による矯正治療
・人工歯根を利用して欠損した右上奥歯2本を補う「インプラント治療」
・劣化した詰め物や被せ物を新たに作り直す治療

患者様は歯を支えているあごの骨が非常に硬いため、歯を動かす際に通常の矯正治療よりも大きく力をかける必要があると予測されます。その刺激によって歯の根が溶ける「歯根吸収」という副作用が生じるリスクが高いことも説明し、治療計画にご了承いただきました

また、矯正治療では歯を動かすスペースを確保するために抜歯を行う場合があり、患者様もスペース不足により抜歯が適応されるケースでした。しかし、患者様は噛み合わせが強いため、歯の本数が減ると1本あたりにかかる力が大きくなり、歯の寿命が短くなるおそれがあります。

そのため、抜歯せずに適切な位置まで歯を導くのは難易度が上がる可能性がありましたが、歯を動かす方向や距離を綿密に計算して治療計画を作成しました。

まず、ワイヤー矯正と並行して右上のあごの骨にインプラントを2本埋め、その上に人工歯を取り付けました。
次に、銀歯や合わない被せ物は自然な見た目の新しい被せ物や詰め物に取り替えた結果、バランス良くしっかり噛める整った歯並びと噛み合わせになったことを確認し、治療を終了しています。

費用

5,500,000円

治療期間

36ヶ月

リスク・備考 ・矯正治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
・インプラントは外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります

治療前





治療中





治療後






   
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