40代女性 残っている歯を長く保つためインプラント治療、被せ物治療、矯正治療を段階的に施し歯並びを整えた症例

インプラント
2025.06.13

40代女性

相談内容

「そろそろ全体的に歯の治療をしたい」とご来院いただきました。

診断結果

拝見したところ、左右下の奥歯が数本抜けたままになっており隙間が空いていました。
さらに被せ物が外れて土台のみが残っている歯や、被せ物が古くなり変色している歯も数箇所見られます。
また、左右下には親知らず(第3大臼歯)が残っているものの、上の歯とうまく噛み合っていませんでした。

これらの問題によりしっかりと食べ物を噛むことが難しいだけでなく、見た目にも影響を及ぼしています。
このまま放置すると残った歯に負担がかかって痛みが出たり、歯の寿命が短くなったりするリスクが高まるため、お口全体の総合的な治療が必要と診断しました。

治療内容

残っている歯を長く健康に保つためには、歯並びを整えて口腔内環境を根本から改善する治療が望ましいため、以下の総合的な治療計画を提案し同意いただきました。

①インプラント治療
左右下の奥歯の欠損部位には、人工歯根をあごの骨に埋めて人工歯を装着するインプラント治療を行い、歯を補う。インプラントの本数は左右1本ずつとする。

②被せ物治療
被せ物が古くなったり外れていたりする歯には、新しい被せ物を装着する。
新しい被せ物の材質には自然な白さがあるセラミックを使用する。セラミックは自費診療のため費用がかかるものの、虫歯の再発リスクが低く見た目も自然に仕上がる。

③矯正治療
インプラントで欠損部位を補ったあとに、空いている隙間はマウスピース型矯正装置のインビザラインコンプリヘンシブプランを用いて、全体的な歯並びを整える。
インビザラインコンプリヘンシブプランは、ご自身で装着スケジュールを管理する必要があるが、食事や歯磨きの際に取り外しができるため虫歯や歯周病のリスクを軽減することが可能。

これらの治療により、親知らずを含めた全体の歯でバランスよく噛めるようになり、残っている歯を長く健康に保つことができます。
ただし治療期間が長いことや、インプラント治療には外科処置が伴うことがデメリットです。

なお親知らずの移動には時間がかかるため、患者様と相談のうえ左下の親知らずは温存し、右下の親知らずは抜歯して治療期間を短縮することにしました。

治療計画に沿って、親知らずの抜歯、インプラント治療、被せ物治療、矯正治療を段階的に実施し、治療を終了しました。

費用

3,300,000円

治療期間

18ヶ月

リスク・備考 ・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・インプラントは外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎等にかかる可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

治療前





治療中





治療後






   
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