「歯並びをできるだけ目立たないように早く綺麗にしたい」とご相談を受けました。

拝見すると、奥歯で噛んだ時に下の前歯が上の前歯よりも前に出ている噛み合わせで、いわゆる受け口の「下顎前突（かがくぜんとつ）」の傾向がありました。

また、左下の奥歯（第2小臼歯／5番）には、インプラントが入っていました。

さらに、左上の奥歯（第1大臼歯／6番）は、以前埋入したインプラントが噛み合わせの影響で折れていました。

その後、患者様のご希望に沿い、できるだけ侵襲が少なく、目立たない装置を使用して歯並びを改善する「バイオデジタル装置」と「インビザラインライト」を併用するハイブリッド治療をご提案しました。

具体的には、矯正用フックである「リンガルボタン」を使い、歯の表面につける矯正器具「ブラケット」を装着する期間を最小限に抑え、歯のねじれを治しました。その後、左下奥歯（第1大臼歯）の上下の噛み合わせ関係のズレである「交叉咬合」をピンポイントで改善するために、インビザラインライトプランにて治療を進めました。

噛み合わせが整い、見た目が改善したことで良好な結果が得られました。

患者様も「目立たない装置で歯並びが治って嬉しい」と、大変満足いただいています。

現在は、後戻り防止のために「保定装置」を使用していただきながら、経過を観察しています。

1,210,000円（インプラント治療を除く）

・歯のねじれは後戻りが早く起こりやすいので、特に徹底した保定装置の使用が必要となります

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります