30代男性 マルチブラケット装置と顎間ゴムを併用して出っ歯を整えた症例

矯正
2024.08.20

30代男性

相談内容

「出っ歯を治したい」とご相談いただきました。

診断結果

拝見したところ、上の前歯が前方に倒れて飛び出ている「唇側傾斜」が認められ、横から見たときの口元が突出したいわゆる出っ歯で、前歯で食べ物が噛みにくい状態でした。

また下の前歯には、歯が並ぶスペースが不足してデコボコに生える「叢生(そうせい)」が見られます。

さらに、上下の歯が強く噛み合って過剰な力がかかる部分には、あごの骨がボコボコと膨らむ「骨隆起(こつりゅうき)」も認められました。

歯並びや噛み合わせをこのまま放置すると、見た目による精神的なストレスだけでなく、あごの関節周囲が痛む「顎関節症」など、機能面にも影響を及ぼすおそれがあります。
加えて、叢生部分はブラッシングがしにくく虫歯や歯周病のリスクが高まるため、歯並びを整える治療が必要と診断しました。

治療内容

歯並びについて、歯の移動のみで矯正治療が可能か、もしくは手術を併用した矯正治療が必要かを詳しく検査したところ、手術を行うことなく歯の移動のみで改善が見込めると診断しました。

歯の表面に取り付けた四角い装置にワイヤーを通す「マルチブラケット装置」に、歯を動かす力を高める「顎間ゴム」を併用し、顎間ゴムのゴムかけは患者様ご自身でを行っていただきます。この方法であれば抜歯をせずに歯並びを整えられることをお伝えし、治療に同意いただきました。

まず、目立ちにくい白いタイプのブラケットを取り付け、患者様にはゴムのかけ方をしっかり指導し、一定期間ゴムかけを継続していただきました。
マルチブラケット装置を丁寧に調整し、顎間ゴムが縮もうとする力も利用することで、歯を正しい位置に効率よく移動させて噛み合わせを整え、治療を終了しています。

費用

1,550,000円

治療期間

12ヶ月

リスク・備考 ・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

治療前





治療中





治療後






   
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